【紙の目】

紙の目とは、機械で紙をすいた時に一定方向になった紙の繊維の流れのこと。巻取紙は繊維が流れている方向に巻かれる。全紙の枚葉紙では紙の長辺と平行している繊維の流れを縦目(またはT目)、短辺と平行している流れを横目(またはY目)と呼ぶ。書籍などを印刷する場合、縦目・横目を意識して紙取りをしないと、開きにくく、壊れやすい書籍となる。紙片の紙の目の判別は、手で裂いた場合に比較的裂きやすい方向が目です。手抄きの和紙は繊維の流れが固定ではないため紙の目はありません。

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